幕末の浮世絵ツートップの競演 (2016/5/22)

午後4時半、明治神宮から渋谷の《Bunkamura ザ・ミュージアム》に移動、《ボストン美術館所蔵『俺たちの国芳わたしたちの国貞』展へ。
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各コーナーごとのタイトル、昔風と現代風のタイトルを併記して、美人画や役者絵以外の「奇想な浮世絵の世界」へと観客を誘導する。

 一幕目 ①髑髏彫物伊達男(スカル&タツー・クールガイ)
     ②物怪退治英雄譚(モンスターハンター&ヒーロー)
     ③畏怖大海原(ホラー・オブ・ウオーター)
     ④異世界魑魅魍魎(ホースと&ファントム)
     ⑤天下無双武者絵(サムライウオーリア)

 二幕目 ①三角関係世話物(トライアングル・オブ・ラブ)
     ②千両役者絵揃続絵(カブキスター・コレクション)
     ③楽屋裏素顔夢想(オフ ステージ)
     ④痛快機知娯楽絵(ザッツ・エンターテイメント)
     ⑤滑稽面白相(ファニー・ピープル)
     ⑥今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)
     ⑦四季行楽案内図(シーズン・レジャーガイド)
     ⑧当世艶姿考(アデモーロ・スタイル)

午後7時、閉館時までに見終わらず、というか、会場の熱気に汗も噴き出し、最後は、ザーッつと見渡すでだけ、滅多に買わない図録を手にして美術館を出た。
 ↓ 図録。ほんとうは真っ黒、むりして絵柄がわかるにした。
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# by from76 | 2016-05-23 11:17 | アート | Trackback | Comments(1)

奈良を語るシンピジウム (2016/5/22))

13:30~14:30 明治神宮会館での 《春日大社第六十次式年造替記念 キネンシンポジウム》に参加した。
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 ↓ 定刻一時間前に北参道から境内に入り、西側の芝生を大回りしながら悠々と会館に向かったが、すでに長蛇の列、これほど奈良ファンは多いのかと思いながら後方の席にたどり着く。
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第Ⅰ部 特別講演 『魂のふるさと』 講師・さだまさし氏
 軽妙な語り口で会場を沸かせたが、最前列席の追っかけファンの反応もあり、あっという間の45分。
第Ⅱ部 パネルディスカッション
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 パネリスト: 
   ● 花山院弘匡氏(春日大社宮司)
      伊勢の62回目の遷宮に遅れる『60回目のご社殿造替』について、
      美しい映画を交えながら説明。
   ● 西山 厚氏(帝塚山大学教授)
      奈良国立博物館時代、氏の講演を聴いて感銘を受けたこともあり、
      今日の映像を交えた、《モデル:2泊3日の奈良旅》を楽しき聞いた。
   ● 中西康博氏(奈良県まちづくり推進事務局理事(兼)観光局理事
      現在奈良公園室長を兼任、公園の鹿を中心に奈良の魅力を語った。
 コーディネータ
   ● 安本寿久(産経新聞編集委員)

 ↓ 終了後、西山教授から新書にサインをいただいてツーショット
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 ↓ 毎日新聞奈良版に連載した奈良の話題118を収録
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# by from76 | 2016-05-23 10:08 | カルチャー | Trackback | Comments(0)

江戸時代の旅と講 (2016/5/20)

えどはくカルチャー2016春期《江戸時代の旅と講 ①伊勢詣》 講師:江戸博学芸員 沓沢博行
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江戸時代、伊勢神宮には年間数百万人の参拝があった。60年に一度起こった”お陰参り”のときは爆発的に流行した。

  1705年(宝永2) 約300万人
  1771年(明和8) 約200万人
  1830年(文政13) 約500万人

江戸博所蔵の、白河藩士・岩渕弥七郎が1850(嘉永3)2月11日に地元(現在の福島県須賀川市付近?)を出発、6月25日に帰宅したが、そのときの記録と、世田谷区に残された伊勢参宮道中日記をもとに、伊勢詣と講の仕組みを解説した。

江戸白書蔵の文書:  
 「登勢餞別蝶」 ⇒餞別を貰った相手名(約100人)と金額(100文~2000文)を記録
 「参宮土産物配控」 ⇒土産を配った相手名(約200人)と品名
     (扇子・風呂敷・たばこ入れ・きせる・万金丹など)
 「買物控」 ⇒旅先での買物を書き留めた。
 「諸入用控」 ⇒道中の出費(毎日の飲食・宿代など)を書き留めた。

以下、旅支度・関所と手形・旅のルート・街道・旅の経費・名物と楽しみ・餞別と土産などのついてスライドで説明した。

ボクは16年前の春、東海道五十三次を歩くツアーに参加して、小田原までは歩いた。1日約10キロ。添乗員がみんなの後にもつくので、ガイドの説明を聞いている場合の他は歩き通し。スナップも不自由・・・ 情けないことに、そのときの道中スナップ(デジタル)も、保存しておいたパソコンのトラブルで、すべてパーに・・・
# by from76 | 2016-05-21 17:57 | 江戸を歩く | Trackback | Comments(0)

若冲展の行列は、さらに長く (2016/5/19) 

午前の教室が終わって、即、上野公園へ。なんと、”若冲展”への行列が噴水池の傍まで延びている。”4時間半待ち”という男に聞くと、NHKが”若冲”を放映して以来、連日この調子だと・・・ 
 ↓ 右から左へズスズイーット
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14:00~14:50 東京博物館・ミュージアムシアターで、国宝指定が決まった《洛中洛外図屏風 舟木本》バーチャル版を観た。江戸時代の京都の姿を、「浮世絵の祖」ともよばれる岩佐又兵衛が、二条城・京都御所・清水寺といった今も人気の観光名所や、そこに暮らす公家や武士・僧侶・庶民など2,728人もの人々を表情豊かに描写したもの。

シアターでは、見どころを大きく拡大しながら場面を説明してくれる。
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 ↓ 今回上演した右側の屏風
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シアターのレプリカの前で会ったご婦人、「今朝、奈良からやってきた。6時からラジオ体操、そして朝5半時から並んでいる列の後についた。9:30の定刻より早くオープンしてくれた。

明日は、目黒区美術館。大好きな髙島野十郎の《没後40年 ~光と闇、魂の軌跡》を観る。素晴らしい画家、東京人なら観るべきよ!」と。展覧会の追っかけをしているようだ。

15:00~15:30 本館で「ボランティアによる彫刻ガイド」から、重文の菩薩立像ほか4体の仏像の解説を聞く。月2回のイベントだった。

16:30時点で 若冲展は3時間待ち。「5時まで並んだ方は入場できます」と。閉館時間を伸ばすのだろう。かってパリからやってきた《ミロのビーナス》や《モナリザ》も、若冲には降参???
# by from76 | 2016-05-19 20:55 | アート | Trackback | Comments(0)

”若冲”も仰天? (2016/5/18)

今日は月1回の《シルバーデー》、東京都美術館の《若冲展》に無料で入れると、12時半、古文書講座が終わるや否や、上野に駆けつけた。

だが、美術館の前庭はシルバーで溢れ、さらに美術館の裏手にまで行列が延びている。案内掛のプラカードには「170分待ち」とあり、2,000人が並んだとか、朝早くだったら・・・とかが聞こえてくる。
 ↓ 美術館の入口。行列は何重にも・・・
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 ↓ 美術館の真裏まで、ダブルの行列
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たいていは待ち時間なしで入れた《シルバーデー》、今日の集まりようは異常そのものといえそうだ。さぞかし、あの世の”若冲”も、己の人気に仰天していることだろう。

あきらめて国立東京博物館のミュージアムショップへ。5月14日、明治大学博物館友の会の講演会「古墳の葬送儀礼と他界観」(講師:兵庫県立考古博物館館長・和田晴吾)で、「詳しくはこれで・・・」となんども強調した《大阪府近つ飛鳥博物館》で開催中の春季特別展の図録をゲット。
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観るべきモノがあったのだが、後日ということにして、《国立西洋美術館》へ移動した。だが、ここも人で溢れている。昨日、世界文化遺産への登録が決まったと報じられたせいか? 開催中の《カラバッチョ展》のチケット売り場に行列。

すがすがしい好天気、シルバーに限らないが、上野公園は大賑わい・・・
# by from76 | 2016-05-18 22:23 | アート | Trackback | Comments(0)

江戸町奉行所関係の書類 (2016/5/18)

江戸博友の会の古文書講座初級編(2016年第1期)全3回の1回目午前の部。講師:安藤奈々先生。
 ↓ 先週の入門講座は定数を上回る約120名も集まったが、その上のクラスにあたる初級講座は前期とほぼ同じ。
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 ↓ 使用史料は、「旧幕府引継書」のうちの「市中取締書留」から
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原史料(江戸幕府の評定所・寺社奉行・作事奉行などの記録など)は、明治元年(1868)5月、町奉行所が廃止されたとき、新政府の市政裁判所に引き継がれ、ほかの書類とともに東京府の手を経て、明治27年(1894)に上野帝国図書館に委託され、そして国立国会図書館に引き継がれた。

総数5,956冊。現在その過半数はマイクロフィルム化され、デジタルアーカイブで公開中とのこと。帰宅後、国会図書館のホームページにアクセスしてみた。
 ↓ 「市中取締書留」
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 ↓ 本文
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# by from76 | 2016-05-18 21:31 | カルチャー | Trackback | Comments(0)

《前方後円墳研究会》 (2016/5/13)

5月の定例会で、ボクにとって4冊目のテキストの、輪番による読み解きが終わった。テキストの理解を深める程度でもよいと思うのだが、どなたも、より広く、より詳しく追究して報告するので、手元に集まった資料だけでも膨大な量になっている。
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7月例会では、ボクにも番が回ってくる・・・・
# by from76 | 2016-05-17 10:41 | 古代史を訪ねて | Trackback | Comments(0)

《本橋成一 在り処》 (2016/5/16)

クレマチスの丘での後半、《IZU PHOTO MUSEUM》で開催中の写真展《本橋成一 在り処》に入った。折から、ご本人によるギャラリートークの時間、最後まで聞かせていただき、モノを云わない写真の凄さに感じ入った。
 ↓ 《IZU PHOTO MUSEUM》のエントランス
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 ↓ 記念のスナップを撮らせていただいた
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 ↓ 先生作成の映画音楽を担当した方が、前庭で友情出演
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# by from76 | 2016-05-16 22:02 | アート | Trackback | Comments(0)

クレマチスの丘の顔・顔・顔 (2016/5/15)

クレマチスの丘のクレマチスの花はイマイチ・・・ ならばと、カメラは《ヴァンジ庭園彫刻美術館》の顔・顔・顔に向かった。
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 ↓ ついでに、この日誕生日を迎えたツレです。
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# by from76 | 2016-05-16 21:35 | アート | Trackback | Comments(0)

クレマチスの丘で出会った蝶 (2016/5/14) 

静岡県長泉町の《クレマチスの丘》へドライブ。だが、肝心のクレマチスの盛りは1週間後とのこと。
まず、《ヴァンジ彫刻庭園美術館》に入り、出会ったアートにビックリ・・・
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本の間に蝶がとまっている。草花を挟んで標本にするように、生きた蝶を挟んでつくったのか? 一瞬、そう思ったのだが、壁面のコメントで、その正体がわかった。アートディレクター・植原亮輔さんと渡邉良重さん(キギ)の作品である。
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制作者のコメント: 

「私たちは、古い書物の真ん中あたりの見開き頁の表裏に、水彩絵の具でひとつひとつ蝶の絵を描いた。描き終わった後、胴体に接するところは残して、蝶の羽のアウトラインを丁寧にカッターで切りとる。

そうすると製本されたほんの構造上、テンションの違いで切り取られた羽が自然と起き上がる。私たちは、擬似的な蝶の生まれた瞬間に立ち会う。

本との出会いは、人生の道しるべになることがある。読み手は、一冊の本の中で何かを決めるかも知れないし、また、ある一文に出会うことで、進むべき方向を改めることがあるかもしれない。

誰かにとって光が差し込んでくる瞬間。蝶が羽ばたくその姿は幸せの象徴。私たちはこの”瞬間”を「時間の標本」として、残すことにした。」


作品の《蝶》はどう見ても本物だ・・・・
# by from76 | 2016-05-16 16:47 | アート | Trackback | Comments(0)