静岡県長泉町の《クレマチスの丘》へドライブ。だが、肝心のクレマチスの盛りは1週間後とのこと。
まず、《ヴァンジ彫刻庭園美術館》に入り、出会ったアートにビックリ・・・ 本の間に蝶がとまっている。草花を挟んで標本にするように、生きた蝶を挟んでつくったのか? 一瞬、そう思ったのだが、壁面のコメントで、その正体がわかった。アートディレクター・植原亮輔さんと渡邉良重さん(キギ)の作品である。 制作者のコメント: 「私たちは、古い書物の真ん中あたりの見開き頁の表裏に、水彩絵の具でひとつひとつ蝶の絵を描いた。描き終わった後、胴体に接するところは残して、蝶の羽のアウトラインを丁寧にカッターで切りとる。 そうすると製本されたほんの構造上、テンションの違いで切り取られた羽が自然と起き上がる。私たちは、擬似的な蝶の生まれた瞬間に立ち会う。 本との出会いは、人生の道しるべになることがある。読み手は、一冊の本の中で何かを決めるかも知れないし、また、ある一文に出会うことで、進むべき方向を改めることがあるかもしれない。 誰かにとって光が差し込んでくる瞬間。蝶が羽ばたくその姿は幸せの象徴。私たちはこの”瞬間”を「時間の標本」として、残すことにした。」 作品の《蝶》はどう見ても本物だ・・・・
by from76
| 2016-05-16 16:47
| アート
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