箱根の湯坂路を下る -下りの能力強化に-  (2004/11/22)

11月22日、箱根の湯坂路ハイキングコースを歩いた。このコースは、全長約8キロで、上の入口が、国道1号・バス停「湯坂路入口」近く(標高808m)であり、下は、湯本温泉・旭橋そばの「湯坂路入口」(標高112m)である。その差約700m、途中、多少のアップダウンがあるものの、総じて上るか、下るかのどちらかになる。b0048558_1850179.jpg

この日のボクは、湯河原に用があり大観山経由で箱根に入ったから、湯坂路コースは、上から下へ下ることになった。歩き始めて約1時間、浅間山で、下から登ってきた60代後半の夫婦と言葉を交わした。「相模原に住んでいて電車賃が安いから、箱根へは足慣らしにとよく来ている。椿・桜・あじさい・紅葉など、いつきても楽しい。あんたは、上から下ってきたのかい。それじゃ、山に登ったことにはならないなあ!」といった。

ボクが下りを選んだのにはそれなりの理由がある。「登山の運動生理学百科」(山本正嘉著)によれば、登山中の、筋・腱・骨への物理的な衝撃や筋細胞の損傷は、上りより下りの方がはるかに負担が大きく、これが原因で起こる事故も多い。したがって、下りの筋力強化は重要な課題であるが、「下りの能力」は下界のトレーニングでは身につきにくい。自転車運動も上りの筋力強化はできても、下り用の筋力強化はできない。最良の登山トレーニングは、近くの山を週1~2回歩くことだ、という。

このコースの大半は、なだらかな尾根道であった。のんびりと紅葉を楽しみながら下ったが、最後の5分の一、湯坂城址あたりから、ごつごつした石畳の急坂に変わった。「鎌倉古道」といわれ、江戸時代以前の箱根越えの官道だったから、箱根旧道にも増して歩きにくい。今日、出会った「下の入口」から登ってきた人々の苦労に思いをやりながら、日帰り温泉「ひめしゃらの湯」で、足裏とふくらはぎをマッサージして帰宅した。
by from76 | 2004-11-23 18:45 | アウトドア | Comments(0)
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