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三谷幸喜&種田陽平 (2013/11/14)

産経新聞はオールカラー全3ページを使って、三谷幸喜監督の映画「清州会議」を宣伝した。公式ウェブサイトにアクセスすると、三谷幸喜と種田陽平のコンビによる作品のオンパレード。三谷幸喜は語る。「映画を見てから種田陽平展を見るか、種田陽平展を見てから映画を見るか」と。

上野の森美術館で開催中の「種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展~『清須会議』までの映画美術の軌跡、そして…~」は、17日で終わる、という訳で、急遽、上野に出かけた。
 ↓ 上野公園の紅葉はまだまだ・・・
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展示は、三谷監督と種田さんが組んだヒット作「THE有頂天ホテル」「ザ・マジックアワー」「ステキな金縛り」のコーナーからはじまる。3つの部屋それぞれに、オープニングクレジットタイトル、セット写真、設計図、模型、撮影に使われたオリジナルの装飾や小道具、DVDパッケージなどが並ぶ。

台本から本編、DVDパッケージまでを貫く映画の世界観が、いかにトータルに美術監督によって設計され、緻密に作り込まれているかを知ることができる。

 ↓「ザ・マジックアワー」のセット(写真)の前で。
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 ↓ 「清須会議」の撮影に使われた清須城の模型(高さ約2メートル)。じつは、当時の清須城に天守はなかったというのが通説だとか。リアルな虚構。ニセモノだけどホンモノ。虚実の境界線上に成立する映画美術を象徴的に示している。
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三谷幸喜&種田陽平 (2013/11/14)_b0048558_1132210.gif最後の映像コーナーでは、30分間、「清州会議」のセットの中を案内しながら種田陽平以下のスタッフが、どれほど手間ひまかけて製作したのか、そこから三谷幸喜自身が学んだことはなにか、などなど、おどけを交えながら語る。

 ↓ ミュージアムショップにあった三谷幸喜著「清州会議」の原作。
清州城内で繰り広げられる「清州会議」、5日間のできごとを、登場人物のモノローグ、議事録、回想、宣言、情景描写等々で描く。まるで、twitterの世界だ。

原作を読んで映画を見るか、映画を見て原作を読むか???

                  三谷幸喜&種田陽平
                  三谷幸喜の最後のお願い
by from76 | 2013-11-15 11:05 | カルチャー
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